代表取締役　佐橋 祐輔
岐阜大学工学部土木工学科卒

大学の卒業時に「自分自身を鍛えるため、とにかく忙しい会社に入りたかった。自分でどこまできるか、チャレンジしてみたかった」と、当時の思いを語る佐橋社長。
知人の紹介で、名古屋市の倉庫の棚メーカーで毎日ネジを回して組み立てていた。初任給は9万9,000円、ゴールデンウィークが明けるまで休日はたった2日しかない激務が待っていた。しかし、「みんな労働条件がわるくても、文句をいう社員は誰もいなかったんです」。きわめて家族的な雰囲気。自分も将来、そんな会社を作りたい。そう感じたという。

次に選んだのは、外車販売ディーラーのセールスマン。2年目にしてトップセールスマンとなり、めきめきと頭角を現していたが、諸事情により父親の後を継ぎ、30歳でフロンテアに入社。翌年、31歳の若さで社長に就任した。当時は駅構内の駐車場管理を請け負っていたが、駐車場管理事業において愛知エリアで他社に先んじてコインパークの管理を始める。このコインパーキングが大ヒットし、最大で900カ所4万台のコインパークを管理するまでに成長。コインパークの設置やコールセンターの手配まで、一括管理を請け負うシステムも確立した。

その後、独自でコインパーク事業に参入。現在は名古屋市を中心に、60カ所695台のコインパークを管理している。そしていま、まったく新しいコインパークシステム「お花の駐車場　OPパーク」の展開に着手。コインパークの新時代を開拓するべく、佐橋社長は日夜奮闘している。